2015年10月8日木曜日

「ピダンフレーム」のご紹介

段々と日も短くなり、秋が近づいて来たように感じられます。


さて、ギャラリーTAOでは以前よりカンボジアの織物である「ピダン」を
扱っておりますが、今回はその中の「ピダンフレーム」について少しご紹介したいと思います。

「ピダン」は少し大きめの織物となっておりますが、
「ピダンフレーム」は小さめでインテリアに向いております。
しかし描かれているものは「ピダン」と同様で、仏教的文様が丁寧に手織りされています。


当店で置いている「ピダンフレーム」はこちらになります。


Metry

Metryは、ジャータカに記された「ヴェッサンタラ太子の物語」に登場する太子の妻の名前です。
ヴェッサンタラ太子は、「布施」として自身の妻と子供すら差し出したと言われています。
子供が「布施」としてバラモン(高僧)に差し出されようとしている時、
Metryは家族のために採ってきた果物を持って帰る途中でした。
このピダンにはその際の様子が描かれています。



The Naga

Nagaは大地と水の神の象徴であり、主に蛇の姿で描かれます。
カンボジアの人々は作物の豊穣を願い、Nagaに祈りを捧げます。
Nagaはクメール人の伝統的な織物である「イカット」にも描かれていました。



Phoenix

Phoenixは神話上の鳥で富と美の象徴であり、
日本では「不死鳥」や「鳳凰」と訳されます。


*3点とも、フレーム(18×23cm)、ピダン(11×16cm)です。


ご興味のある方は、どうぞギャラリーTAOにてご覧くださいませ。(N)


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