2018年2月24日土曜日

チベットのお正月

先日、めでたく?アラフォー真っ只中を迎えたSです☆
知的でエレガントなタオのオーナーと、
しっかり者で気配り抜群のスタッフのNちゃんと、
私達にいつもアイデアやヒントを下さる、雑誌グランデ編集部のTさんに
楽しくお祝いのおもてなしをして頂きました♪

年を重ねて大人になっても、こうして仲間でお祝いできることは幸せだなぁと感じます。
みなさま本当にありがとうございましたm(_ _)m

さて、めでたい繋がりで、今日はチベットのお正月のことをご紹介しますね。

日本でいう”お正月”はすでに終わってしまったのですが、
チベットの人達のお正月とは、チベット暦に基づくものであり
「新しい月」のはじまりです。
月の満ち欠けが12回の周期を終え、再び新しい月が昇り始める日、
それが『正月(ロサル)』なんですね。
そのため、西暦換算だと毎年不特定の日がチベットのロサルになるのです。

チベット暦って一体・・・?
簡単にまとめますと、十二支と五界(火・土・鉄・水・木)を合わせた
「ラブチュン」と呼ばれる60年周期で暦が表現されています。
これをご説明すると長くなってしまうのでまた機会を改めて。。。

日本ではおせち料理を作ってお祝いをしますよね。
チベットでも、ツァンパ(乾煎りしたハダカムギ、一般にチベット人の主食と
言われている)を少量のバター茶で練って団子状にしたものを、
チーズとチャン(チベットの酒)で煮込んだものや、デシと呼ばれる炊き込みご飯などがよく知られています。
デシは、赤い色をした炊き込みご飯なので、日本の赤飯のイメージでしょうか。

また、モモという蒸し餃子のようなものや、
カプセという練った小麦粉を上げた菓子があります。
カプセは、大きな花の形に作り仏様にお供えするんだそうです。

また、日本では門松や鏡餅、しめ縄をお正月に飾りますが、
チベットのロサルでは羊の頭を飾るんだそうです!
なんと。欧米のキリスト教徒からするとこれは悪魔崇拝にもなりかねませんが。
チベットが遊牧社会だということがわかりますね。
近年では、陶器やプラスチックのものを飾ることが多いそうです。

今日は、広島の牛田にある龍蔵院でロサルの行事があり、オーナーが参加されました。


チベットのアボさんというお坊さんの手作りのカプセです↑


やや見えにくいのですが…たくさんのカプセが仏前にお供えしてありますね↑


お寺の外観一部です↑

宗教や食、地域によって様々な文化や歴史の違いがありますね。
日本人である私達も、もっと日本の文化や歴史を学んで、大切にしなければ、
とふと思う今日でした。

ロサル タシデレー!(新年おめでとうございます!)(S)




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