創業当初からTAOの顔として慣れ親しんできた緑多羅菩薩像(グリーンターラー)が、
ご縁あって本日、良い方にご購入いただく運びとなりました。
緑多羅菩薩は、観音菩薩の涙から生まれたと言われています。
『ある時、観音菩薩がいくら自分が修行しても衆生の苦しみが全然減らないのを見て、悲しくなり、二粒の涙をこぼしました。右眼の涙からホワイトターラーが、左眼の涙からグリーンターラーが生まれました。そして二人の菩薩は観音菩薩の前で口を揃えていいました。「観音様、私たちが一生懸命がんばりますから、どうか泣かないでください。」そこで観音菩薩は、「これからは決して泣き言はいわない。」そう心に決めました。』
日本人にはあまり馴染みがない多羅ですが、誰にでも分け隔てなく困難から救いの手を差し伸べてくれ、またチベット仏教では数少ない女性の菩薩ということもあって、多くのチベット人の信仰の対象になっているようです。
母性的なホワイトターラーに比較すると活動的な尊格で、すぐにでも救済に駆けつけられるように、右足を蓮の台座に踏み出している姿で表現されているそうです。
歴代TAOスタッフのことも見守り続けてきたグリーンターラー。
わたしも今までショーウィンドウに置かれているのが当たり前と思っていたので、明日からお目にかかれないことに寂しさを感じます。
オーナーも丁寧に梱包作業しながら、「まるでお嫁に出すような気持ち」と言われてました😂
これからは新たな場所で、幸福をもたらしてくださいますように✨(ÿ)
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