2019年1月23日水曜日

第65回 日本伝統工芸展(お知らせ)

1月も後半となり、毎年この時期は、強烈な寒さと
突然の大雪に見舞われていた記憶がありますが…
今年の冬はわりと暖かいですね。

過ごしやすいのはありがたいのですが、
冬らしさが薄いとやはり少し違和感…でしょうか。
とはいえ、毎年恒例・インフルエンザが各所で猛威を振るっているようです。
みなさま、くれぐれもお気を付けてお過ごし下さいね。

さて。少し先ではありますが、美術館での催し物のお知らせです。
”二度見するほど美しい”
とは、まさにピッタリのキャッチコピーがついている!
『第65回 日本伝統工芸展』です。

陶芸・染色・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の各部門から
広島在住作家の入選作も含めて約300点の展示となります。

何といっても、広島を代表する漆工芸家・金城一国斎さんの『青麦』
金色や銀色に揺れる麦の穂と虹色に煌めく麦の葉。
薄さ0.1ミリの白蝶貝を使って、裏に金や銀の粉を漆で蒔つけ、
薄い短冊状に切り、漆で貼りつけられています。

その制作過程を先日テレビで見ていて、溜息が出ました。
緻密な技術や装飾での表現は、伝統的な技に現代の感性が融合されている
素晴らしいものでした。
2015年には、世界最大規模のデザインの祭典・ミラノデザインウィークにも、
マツダとのコラボレーションで出展されています。

さらに驚いたのは、金城一国斎さんは私の地元地域にいらっしゃったことです。
こんな立派な素晴らしい作家さんが、あんなところに!?
随分と近くにいらっしゃるのに、近所家族間でその名前が出たことがないとは
いかに芸術に疎いか、ということです(><;)
というわけで、まずは家族をこの工芸展に連れていくところから(笑)

工芸展は来月21日からの開催です。
人間国宝から新進気鋭の若手の作品まで、
感性溢れる作品の数々をぜひご覧になってくださいね!(S)


第65回 日本伝統工芸展
2019年2月21日(木)~3月10日(日)
広島県立美術館にて。
*講演会や出品作家による制作実演、ギャラリートーク、小品販売などなど
関連イベントもたくさんあります。
詳細リーフレット(入場料の割引引換券つき)を
ギャラリーTAOにも置いています♪

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