ギャラリーTAOでは「タンカ」と呼ばれるチベットの仏教画を扱っております。
扱っているからには、やはり「タンカ」には特別な魅力があるのでしょう・・・
と、いいますのも。
自分は今まで仏教画をまじまじと眺めることもない生活を送っていましたので、
お店で扱っているとはいえ「タンカ」にも全くと言っていい程明るくはないのです。
そんななか今日、棚の隅に「タンカ(描き方等 資料)」というファイルを発見しまして、
勉強がてら読んでいたらなかなかそれがおもしろくて、
「タンカ」を知らない人にもそれが伝わったらいいなぁと思ったわけです。
「タンカ」には目の描き方から体のバランスに至るまでかなり細かいルールがあって
それを守るだけでもかなーり骨が折れると思うんですが、
そういったルールを守りつつ、すごく細かくて緻密な絵を描き上げるのだから
本当にすごいのひとことに尽きます。
実際「タンカ」を一部だけ模写してみたのですが、すごく疲れました・・・。
アルカイックスマイルっていうのでしょうか。
なかなかあのほほえみを描くのは至難の業だと思いました。
自分に煩悩があるからかもしれません。
でも描いているとだんだん気持ちが落ち着くのは写経と似ているような気がしました。
心を落ち着かせるのに、写仏画、オススメです。
「タンカ」は、じっくりと眺めるとその魅力が伝わってくるように思います。
なので、興味がある方はぜひ一度、お店でゆっくりご覧になってはいかがでしょうか。(N)
0 件のコメント:
コメントを投稿