2012年6月28日木曜日

吉備国際大学 文化財学部

岡山に有る国際吉備大学文化財学部という学部があるのをご存知でしょうか?

文書や書籍・東洋美術・西洋美術の保存・修復を行っている学部です。
保存や修復だけでなく、X線顕微鏡などを使い文化財を傷つけることなく科学的に調査もしています。


ひろしま美術館所蔵のゴッホ作「ドービニーの庭」の塗りつぶされた部分に黒猫が描かれていたかどうかの
調査を行ったのも吉備国際大学の文化財学部です。
X線顕微鏡を使った非破壊分析調査で、塗りつぶされた部分に黒猫が描かれていた事をつきとめました。


これだけ専門的な設備を有し、調査・修復ができる施設は他にないのではないでしょうか?


分析や保存修復の第一線で活躍する教授ばかりで、日本全国の美術館・博物館などから様々な
調査・研究・修復の依頼があるそうです。

皆さんが美術館等で目にしている美術品や文化財の数々、ひょっとしたら吉備国際大学の修復のお陰で
目に触れることができるようになったものもあるかもしれませんね。  S.



0 件のコメント:

コメントを投稿